【調理のきほん】牛・鶏・豚で違う!肉の保存方法まとめ

【調理のきほん】牛・鶏・豚で違う!肉の保存方法まとめ

肉は種類によって保存方法が違います。牛肉・鶏肉・豚肉、正しい保存方法をご紹介します。

肉は買ったその日のうちに使い切るのがいいですが、お買い得品をまとめ買いして保存しておきたいときもありますよね。実は、肉はその種類によって保存方法が違うことをご存知でしょうか?今回は、牛肉・鶏肉・豚肉、それぞれの正しい保存方法をご紹介します!

肉の種類によって保存方法が変わる


肉

牛肉・鶏肉・豚肉はそれぞれ味や食感が違うように、保存期間も異なります。

店に並んだときにはすでに10日以上経っていることもあります。そのため、冷蔵保存であれば2~3日ほどで使い切りましょう。冷凍保存であれば、3週間前後が目安です。

牛肉から「ドリップ」という薄い血のような液体が出ていたら、鮮度が落ちている証拠です。また、牛肉をタッパーのような空気が入りやすい容器に入れると、肉が酸化して、鮮度が落ちやすくなります。保存するときは、ラップと袋でしっかりと密閉するようにしましょう。

鶏肉

鶏肉は水分が多いため、傷みやすい肉という特徴があります。冷蔵保存であれば、翌日には使い切った方がよいでしょう。とくに、ささみは水分が多いため、一度で使い切れる量だけを購入しましょう。冷凍保存であれば2週間前後はもちますが、乾燥するとパサパサとした食感になってしまいます。下味を付けてから冷凍するなどし、風味を損なう前に、なるべく早く使い切ることがポイントです。

鶏肉はもともと臭みが強いため、匂いで傷んでいるかどうかを判断するのは難しいかもしれません。鶏肉を購入するときは、皮の毛穴がしっかりとした、薄いピンク色ではりハリがあるものを選びましょう。ドリップが少ないことも選ぶポイントの一つです。鶏肉は冷蔵でも冷凍でも、他の肉よりも念入りにペーパーでよく水気をふき取って保存するようにしましょう。

豚肉

豚肉は冷蔵で2~3日ほど保存できます。傷んでいるかどうかを見極めるには、色をよく観察する必要があります。時間が経てば経つほど酸化して赤みが増し、傷むと茶色になってきます。茶色っぽいときは、絶対に使わないようにしましょう。

冷凍保存であれば3週間前後もちます。薄切りやこま切れの場合は、水気をふき取ったら、1回分ずつお肉が重ならないようにしっかりと広げて、ラップに包むのがポイントです。

挽き肉の保存可能期間が短い理由


挽肉

肉は空気に触れる部分が多ければ多いほど、保存可能な期間が短くなります。そのため、ブロック肉や塊肉に比べ、挽き肉は保存期間が短くなります。さらに、挽き肉は加工中に機械の熱に触れているため、かなり傷みやすいと言えます。冷凍保存しても、1週間以内に使い切るのがおすすめです。

冷凍保存の際のコツ


それぞれの肉の特徴がわかったところで、冷凍保存するときに気を付けたいポイントをご紹介します。

冷凍保存向けの肉の種類

冷凍保存は保存期間が延びるとはいえ、時間が経てば経つほど肉のおいしさは失われてしまいます。使用頻度の高い鶏もも肉や豚肉の薄切り、こま切れなら、まとめ買いして冷凍しておいてもよいでしょう。ハンバーグや肉団子、餃子などに欠かせない挽き肉も、小分けにして冷凍しておくと、2~3日程度なら味は損なわれずにすみます。めったに使わない肉は使うときに購入して、鮮度の高い状態でその日のうちに食べてしまいましょう。

小分けにして急速冷凍

肉は買ってきたままの状態で凍らせるのは厳禁です。まず、表面の水気をペーパーでふき取ったら、1回分ずつ小分けにしてラップで包みます。

さらに上からアルミホイルで包んで冷凍用の保存袋に入れますしょう。アルミホイルはラップよりも冷気が伝わりやすいため、急速冷凍ができます。急速冷凍をすることで、肉の鮮度を保ち、おいしく食べることができます。冷凍庫に入れる際は、金属製のバットを利用してもよいでしょう。

保存するときは菜箸を使用し、肉を直接手でべたべたと触らないようにしましょう。

おすすめの解凍方法

肉を解凍するときは、保存袋ごとボウルに入れて流水をかける「流水解凍」がおすすめです。流水解凍は、食材に直接水が当たらないようにするのがポイントです。ボウルに水をため、水が冷たくなってきたら交換するのを繰り返してもOKです。また、冷凍庫に保存しておいた肉を冷蔵庫に移動して解凍する「冷蔵庫解凍」もおすすめです。肉を冷蔵庫で解凍するときは、夕飯に使うなら、朝出かける前に移動しておくとよいでしょう。

肉の解凍する際に、電子レンジはおすすめできません。というのも、電子レンジでは加熱ムラが起きやすく、失敗するおそれがあるからです。また、常温解凍は、長時間常温状態で放置してしまうと、雑菌の繁殖を招くリスクが高まるので、おすすめできません。

まとめ

肉は種類によって保存できる期間が違います。それぞれの肉に最適なれぞれの肉にあった適正な保存方法で、使い切れなかった肉やまとめ買いした肉を保存し、またおいしくいただけるといいですよね。正しい保存方法を実践していても、肉の鮮度が最初から落ちていては本末転倒です。購入するときは鮮度の高い肉を見極めることも大切です。


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